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高梁市が大規模水害想定し訓練 コロナ対策講じた避難所設営も

市役所に設けた災害対策本部で情報を収集する市職員ら
市役所に設けた災害対策本部で情報を収集する市職員ら
高梁中で室内用テントを組み立てる職員
高梁中で室内用テントを組み立てる職員
 災害が起きやすい出水期を迎え、高梁市は13日、大雨による大規模水害を想定した訓練を実施した。西日本豪雨を機に毎年するようになった訓練も3回目となり、今年は本部と避難所の情報共有の迅速化を図るため、訓練に初めてタブレット端末を採用。情報伝達や新型コロナウイルス感染防止対策を講じた避難所設営の手順を確認し、有事に備えた。

 訓練は、市内全域に大雨警報が発令され、土砂崩れなどの被害が多発している―との想定で、市役所や避難所に想定されている各学校や地域市民センターなど計20カ所で市職員、消防団員ら約250人が参加。訓練の詳細を事前に知らせず、本番さながらに行った。

 市役所に設けた災害対策本部には市幹部ら25人が集合。近藤隆則市長が雨量や河川水位を基に避難指示を出した後、「市街地一帯で停電が発生」「備中松山城の登城道のり面が崩れた」といった情報が相次いで入り、担当者が状況をまとめた。

 この後、市内19カ所に避難所が設営され、高梁中(落合町近似)では職員6人が廊下に簡易ベッドを組み立てるとともに、飛沫(ひまつ)感染を防ぐ室内用テントを張った。避難者役には検温や手指消毒をし、発熱の症状がある人やペット同伴の人はそれぞれ別室に案内した。本部に集まった市内の被災状況はタブレット端末で確認していた。

 市防災復興推進課は「本部に情報が殺到した場合に備えて、報告の方法をさらに見直す必要があると感じた。避難所で出た課題も洗い出し、災害時に迅速に対応できるようにしたい」としている。

(2021年06月15日 17時29分 更新)

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