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岡山大が共育共創コモンズ建設へ 隈氏監修、企業との共同研究拠点

「共育共創コモンズ」の完成予想図(隈氏の作成、提供)
「共育共創コモンズ」の完成予想図(隈氏の作成、提供)
 岡山大は11日、地場企業との共同研究拠点などとして活用する「共育共創コモンズ」を、津島キャンパス(岡山市北区津島中)に建設すると発表した。同大特別招聘(しょうへい)教授を務める世界的な建築家・隈研吾氏が基本設計などを含めて監修。新建材CLT(直交集成板)を全面的に活用した建物とする予定で、2022年11月に完成する。

 キャンパス北東にある自然科学系総合研究棟の東側に、木造2階延べ約810平方メートルを整備する。1階は共同研究を行う2室(いずれも52平方メートル)のほか、セミナー室などを配置。2階は約300人が同時に授業を受けられる講義室(約370平方メートル)を設ける。総事業費は約5億円。

 同大はSDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた取り組みを推進。15番目の目標「陸の豊かさも守ろう」につなげるため、CLTを採用したという。梁(はり)といった構造物をむき出しにしたデザインにし、今春新設の工学部・都市環境創成コースで建築士を目指す学生の参考にしてもらう。

 この日、オンラインで会見した隈氏は「木のやわらかく温かみのある質感にする。岡山大が木の建築教育をけん引していくシンボルになれば」と述べた。槇野博史学長は「地域活性化に寄与し、新たな価値を創造していく場としたい」と話した。

(2021年06月11日 21時57分 更新)

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