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“空飛ぶ車”が笠岡で試験飛行 ビジネス展開目指し経営者研究会

試験飛行で離陸する空飛ぶ車=笠岡ふれあい空港
試験飛行で離陸する空飛ぶ車=笠岡ふれあい空港
 倉敷市水島地区で新事業創出に取り組む地元経営者らの研究会「MASC(マスク)」が4日、空を移動する“空飛ぶ車”のビジネス展開を目指し、初の試験飛行を笠岡ふれあい空港(笠岡市カブト西町)で公開した。小型無人機ドローンを思わせる機体が地上からの無線操作で上空30メートルを時速40キロで計1・2キロ飛んだ。

 MASCは傷病者の搬送、離島への食料や生活用品の輸送、観光での利用を想定。昨夏に会員企業が中国メーカー・イーハン製の2人乗り小型航空機(全長5・6メートル、高さ1・7メートル)を購入した。8本の腕先に2枚ずつプロペラが付いており、リチウムイオン電池で動く。時速130キロで最長35キロの飛行が可能という。

 国内では有人飛行に必要な法整備が行われていないため、この日は人が乗らず、救援物資に見立てた段ボールを載せて行った。機体は雨が降る中、プロペラ音を響かせて垂直に上昇し、約5分間飛行。地上ではスタッフが設定ルートをパソコンでチェックしていた。

 MASCは今後も機体の見学会などを開いてPRしていく方針。桐野宏司理事長は「実用化に向け課題を一つ一つクリアして、新たな空のビジネスにつなげたい」と話した。

(2021年06月04日 19時27分 更新)

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