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高梁の国道で「陸閘」作動テスト 改良工事が完了、操作時間を短縮

陸閘の作動テストを行う業者の作業員ら
陸閘の作動テストを行う業者の作業員ら
 高梁川の増水時に市街地への水の流入を防ぐため、岡山県が設けている高梁市落合町近似の「陸閘(りっこう)」の改良工事が完了し、29日夜に作動テストが行われた。

 陸閘は、国道313号と高梁川堤防の交差部にある。29日午後9時から国道の前後約40メートルを全面通行止めとし、県や同市職員、業者ら計15人が作業した。国道脇に収納された鉄製ゲート(長さ10・5メートル、高さ2・5メートル、厚さ0・6メートル)を開閉ハンドルを回して動かし、金具で固定して閉鎖した。点検は1時間で終わった。

 従来の陸閘は、深さ0・5メートルの溝に敷いたレール上で鉄製ゲート(長さ9・5メートル、高さ2・5メートル、厚さ0・5メートル)を動かしていた。3月に着工した改良工事では溝を埋めたほか、新たなゲートも導入。ゲートの地上高は従来の2メートルから2・5メートルとなるなど機能がアップ。使用時に外していた溝の鉄製ふたもなくなり、操作時間は約20分短縮され約10分になった。

 陸閘は約40年前に整備されたが、2018年の西日本豪雨で一帯が冠水したにもかかわらず活用できなかった。19年2月の県の点検でゲートが動かなくなっていたことが判明。同6月に修理し、点検と訓練を年1回行っている。

 県備中県民局高梁地域維持補修課は「住民の安全安心につなげるため、今後も維持管理に努める」としている。

(2021年05月30日 19時16分 更新)

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