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動画で巡ろう! 笠岡市立カブトガニ博物館 産卵から放流まで紹介

カブトガニの幼生が卵の中で体を回転させる様子を映した映像
カブトガニの幼生が卵の中で体を回転させる様子を映した映像
無数の幼生を専用ケースで飼育している場面
無数の幼生を専用ケースで飼育している場面
 砂に交じった小さな透明の卵の中で体全体をクルクルと回すカブトガニの幼生たち。硬そうな殻で全身を覆われた武骨なイメージと違ってかわいらしい。

 笠岡市立カブトガニ博物館(同市横島)が行っているカブトガニの人工飼育や保護活動を紹介した動画だ。新型コロナウイルスの緊急事態宣言による臨時休館に伴い、通常は館内だけで流している映像を特別公開している。

 博物館は、国の天然記念物(約1・9ヘクタール)に指定されているカブトガニ繁殖地のほとりにあり、生息数の回復に取り組んでいる。動画では産卵から繁殖地への放流まで一連の流れを紹介する。

 敷地内にある産卵池は砂を敷き、水路で海水が入るようにして産卵しやすい環境に。ふ化のタイミングで、幼生だけを手作業で飼育用のケースに移す…。カブトガニの脱皮する様子や土を掘って産卵する際に海面に現れるドーナツ状の泡を撮った貴重な映像もある。

 博物館は市民が参加しての放流も行っており、「動画を通じて保護活動への理解を広げ、自然界での個体数増加につなげたい」としている。

 博物館のユーチューブ動画はこちら。(https://www.youtube.com/watch?v=uJuA71ACgiI

 笠岡市立カブトガニ博物館 前身のカブトガニ保護センター(1975年設置)に啓発用の展示を加え建物を一新して90年に開館。幼生や成体の実物展示、タッチパネル式クイズなどを通じてカブトガニについて学べる。

(2021年05月29日 09時34分 更新)

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