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感染対策徹底し岡山フィル熱演 定期演奏会、聴衆530人魅了

熱演が繰り広げられた定期演奏会。マスク姿で演奏する楽団員も多く見られた
熱演が繰り広げられた定期演奏会。マスク姿で演奏する楽団員も多く見られた
「移動可能席」の目印を確認するスタッフ
「移動可能席」の目印を確認するスタッフ
 岡山フィルハーモニック管弦楽団の「第68回定期演奏会」が23日、岡山市北区表町の岡山シンフォニーホールで開かれた。岡山県内に新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令される中、感染防止策を徹底して聴衆に熱演を届けた。

 同ホールは31日まで臨時休館中だが、同宣言発令前にチケットを発売しており、国の指針ではキャンセル不要のイベントに該当。そのため、入場者を定員の半数以下とするなど対策をとった上での開催を決めた。

 この日は会場でマスク着用や検温、手指の消毒を徹底。未販売の席に自由に移動できるようにして過密状態を回避した。

 定演では赤磐市出身のバイオリニスト福田廉之介さんらをソリストに迎え、モーツァルト「バイオリンとビオラのための協奏交響曲」で華麗な弦楽の掛け合いを披露。コロナ禍で来日できない首席指揮者ハンスイェルク・シェレンベルガー氏(ドイツ在住)の代演を務めた太田弦さんの情熱的なタクトに、楽団員も華やかな演奏で応えた。アンコールを含め4曲を奏で、終演後は約530人の聴衆から大きな拍手が送られた。

 岡フィルファンという鏡野町の女性(64)は「音に全身が包まれる感覚は生演奏ならでは。感動して次回のチケットも買った」と話していた。

 高次秀明事務局長は「考え得る限りの対策を行った。今後も冷静に情勢を判断し、岡フィルの音を届けていきたい」と話していた。

(2021年05月23日 20時49分 更新)

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