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聖火トーチ 被災の真備・川辺小へ リレー参加の本多元校長が寄贈

本多館長からの寄贈を受け、川辺小に展示されている聖火リレーのトーチ
本多館長からの寄贈を受け、川辺小に展示されている聖火リレーのトーチ
岡山城で行われたリレーに参加し、手を振る本多館長=19日(代表撮影)
岡山城で行われたリレーに参加し、手を振る本多館長=19日(代表撮影)
 19、20日に岡山県内で行われた東京五輪の聖火リレーでランナーを務めた倉敷市真備公民館の本多卓郎館長(60)=岡山県矢掛町=が、自身が使ったトーチを西日本豪雨で被災した倉敷市立川辺小(同市真備町川辺)に寄贈した。本多館長は3月まで同小の校長で、「復興途上で新型コロナウイルス禍にも直面する子どもたちが未来と自分を信じる力にしてほしい」との思いを込めた。

 本多館長は大会スポンサー枠で2019年12月、ランナーに決定。「被災した子どもを元気づけたい」と考え、毎朝約30分間、自宅周辺を走って準備をしてきた。新型コロナの感染拡大で残念ながら公道を走ることはできなかったが、岡山城下の段(岡山市)で行われた県内リレー初日の19日、教え子らから贈られた赤い運動靴を履き、炎をつないだ。

 トーチは少しでも早く子どもたちに見てもらいたいと、20日に同小へ届けた。正面入り口付近の中央廊下に展示され、児童らは触ったり、リレーのまね事をしたりして楽しんでいるという。

 同小では国の緊急事態宣言を受けて22日に予定していた運動会の延期を決めたばかり。井上靖信校長は「梅雨で高梁川が増水して不安を感じている子もいる。トーチを励みに、いろいろな困難を乗り越えてほしい」と話している。

(2021年05月22日 15時12分 更新)

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