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豪雨復興への願い、聖火に託す 真備、総社で被災の中高生つなぐ

近藤愛翔さん
近藤愛翔さん
淺沼涼さん
淺沼涼さん
 東京五輪の聖火リレーが19日、岡山県内で2日間の日程で始まった。新型コロナウイルスの感染急拡大で緊急事態宣言が発令される中、公道の走行を中止して無観客の式典を開催。初日は岡山城下の段(岡山市)を会場に、84人が走らずに聖火を受け渡す「トーチキス」で炎をつないだ。  
 
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 19日の聖火リレーでは、2018年7月の西日本豪雨で被災した中高生も参加。発生から3年近くたちながら、いまだ仮設住宅での不自由な暮らしを続けている人たちがいる中で、それぞれ復興への願いを聖火に託した。

 倉敷市真備町地区で被災した総社高1年近藤愛翔さん(15)は岡山市のグループランナーとして出場。「豪雨当時、全国から大勢のボランティアが来てくれ、本当に助かった。緊張したが、感謝の気持ちを聖火に込め、伝えられたと思う」と振り返った。

 自宅が漬かった総社市立総社中3年淺沼涼さん(14)は同市のランナーとしてエントリー。「まだまだ復興途中。地域に戻れていない住民も多く、リレーをきっかけに大勢の人が被災地に目を向けてほしい」と語った。

 ともに7月の五輪開幕に関して「感染対策を徹底した上で無事に開催してほしい」と願った。

(2021年05月19日 22時53分 更新)

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