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馬場馬術の原田 東京五輪を断念 コロナ禍で選考参加できず

原田喜市
原田喜市
 馬場馬術の2016年リオデジャネイロ五輪日本代表で、東京五輪代表の有力候補の原田喜市(48)=蒜山ホースパーク=がリオに続く五輪出場を事実上断念したことが18日、分かった。新型コロナウイルスなどの影響で代表選考の舞台となる欧州への渡航が困難となったため。今後は24年パリ五輪を目指す。

 馬場馬術の日本代表は、6月にベルギーである日本連盟の最終選考会と、欧州各地で現在行われている国際大会の成績を基に選出される。原田は3月に渡欧する計画で準備を進めてきたが、現地で拠点となるドイツがコロナ感染対策で入国規制を強化しており、査証(ビザ)がいまだ発給されていない。

 さらに、競技馬は検疫の関係で出入国に制約があり、東京五輪に間に合わせるには、4月上旬までに馬を出国させる必要があったという。ビザの発給を待たず、先に馬だけを輸送する手段もあったが、3月から4月にかけて欧州で馬の伝染病が流行したこともあり、見送った。

 他の代表候補は既に欧州入りしている。選考は予定通り進められ、原田に対する救済措置はない見通し。東京五輪への道は閉ざされたが、原田は「ビザが出るかどうか分からない状況で馬に(伝染病の)リスクを負わせることはできなかった。最終的には自己判断。応援してくれた方に申し訳なく悔しいが、誰が悪いという問題ではない」としている。

(2021年05月19日 07時02分 更新)

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