山陽新聞デジタル|さんデジ

スポ財団不明金 玉野市長ら減給へ 元市教委職員8人処分も発表

玉野市役所
玉野市役所
 玉野市スポーツ振興財団に市が出資した基本財産の定期預金計約4千万円が不正解約され使途不明になった問題で、市は17日開会の臨時市議会に、黒田晋市長ら特別職3人を減給する条例改正案を提出した。18日にある同市議会で採決される。

 市、市教委が同日公表した調査報告書によると、財団の元職員は2013年5月~18年4月、同預金を不正に解約。3881万円を持ち帰るなどしたことに「適正に指導・監督することは誰一人できなかった」とした。

 特別職3人の減給は6月分から3カ月で、黒田市長が10分の2、山上誠二副市長、妹尾均教育長が10分の1。

 会見した黒田市長は「職員の危機感の欠如が問題を招いた。職員を指揮する立場として、責任を重く受け止めている」と陳謝した。

 市は17日、財団を監督する立場だった当時の市教委教育次長ら8人の懲戒処分(6月1日付)も発表。6人が減給処分で10分の1(3カ月)が3人、同(2カ月)1人、同(1カ月)2人。残る2人は戒告。既に退職した3人は地方公務員法が適用できず、処分対象とならなかった。

 問題を巡って、市議会は調査特別委員会(百条委)を設け、管理監督を怠った黒田市長の責任は大きいとの報告書を3月定例会で議決。元職員は業務上横領罪で同月、懲役1年6月が確定している。

(2021年05月17日 21時44分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ