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ストレッチャー搭載車両を初導入 玉野の団体、避難搬送に活用

おかやま笑顔プロジェクトが導入したストレッチャー搭載車両
おかやま笑顔プロジェクトが導入したストレッチャー搭載車両
 被災者支援に取り組む一般社団法人「おかやま笑顔プロジェクト」(epo、玉野市滝)は、災害時の逃げ遅れをなくそうと、クラウドファンディング(CF)を利用して、体が不自由な人を避難搬送できるストレッチャー搭載車両を初めて導入した。災害現場や防災イベントで活用する。

 兵庫県の消防署で不用となった救急車を購入。7人乗りでストレッチャー1台を搭載する。車体にはオレンジ色のロゴマークと「災害支援車両」の文字を描き、赤色灯は白く塗り替えた。たんの吸引器や心電図モニター、酸素ボンベなど医療資機材は順次整備する予定。

 避難搬送は、国内外で人道支援を行うNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」(広島県神石高原町)や県内の災害支援団体と連携し、自治体などの要請に応じて出動する。

 epoは2018年の西日本豪雨を機に結成。防災士や看護師ら県内外の17人が所属する。地域には高齢者や障害者の避難に必要なストレッチャー対応車両が少ないという課題に直面し、山陽新聞社や中国銀行などが連携したCFサービス「晴れ!フレ!岡山」で1月25日~3月19日に支援金を募り、目標額100万円に対し、105人から約115万円を集めた。

 村上浩司代表(53)=玉野市=は「多くの方から賛同をいただき、次は実践しないといけない。訓練で車両やストレッチャーの操作を熟知し、有事に備える」と話す。

(2021年05月17日 18時33分 更新)

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