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岡山県内の感染 累計5千人突破 わずか9日間で千人以上増加

岡山県内の感染 累計5千人突破 わずか9日間で千人以上増加
岡山県内の感染 累計5千人突破 わずか9日間で千人以上増加
 岡山県内で10日、新たに137人の新型コロナウイルス感染が判明し、累計感染者数は5千人を突破して5123人となった。今月1日に感染者が4千人を超えてからわずか9日間で千人以上増加し、感染拡大ペースはさらに加速。感染力が増した変異株の流行が最大の要因で、医療現場への影響が強く懸念される。

 県内で最初の感染が確認されたのは昨年3月。今年4月に累計3千人に達して以降、流行「第4波」の本格化とともに感染者が急増し、4千人となるまでが17日間、5千人まではその約半分に縮まった。

 第4波の主流である変異株の感染力の強さを裏付けた格好。1週間ごとの新規感染者も4月に入って毎週1・5倍程度ずつ増加。直近の4月29日~5月5日は631人と過去最多を更新し、第3波のピーク時(1月7~13日、346人)の1・8倍に膨らんでいる。

 1日2桁の感染者が常態化した3月30日以降を第4波とみると、今月10日までの感染者2475人のうち、20代が660人(26・7%)と最も多く、30代351人(14・2%)、40代301人(12・2%)と続いた。第3波までは少なかった10代以下も131人(5・3%)と目立ち始めた。

 地域別では岡山市が1256人と半数以上を占め、直近1週間の人口10万人当たりの感染者数(70・86人)は全国最多の大阪府(73・41人)に迫る勢い。感染経路不明者も増加傾向にあり、市中感染の広がりが危惧される状況だ。

 病床使用率も悪化の一途をたどっている。4日時点で70・1%と切迫度の最も高い「ステージ4(爆発的感染拡大)」の指標(50%以上)を大きく上回り、重症者病床の使用率も46・5%に上る。

 9日には、64歳以下の基礎疾患がある岡山市の感染者が、市保健所の入院調整のため自宅療養中に容体が急変、死亡した事例が判明。県内の医療関係者は「原則入院対象の感染者も受け入れが難しくなっている上、人手がコロナ対応に割かれ、一般診療が困難な状況になってきている」と危機感を募らせている。

感染者137人の内訳は

 10日発表された感染者137人の内訳は、岡山市83人、倉敷市40人、総社市5人、真庭、備前市各2人、美作、高梁、赤磐市、早島、美咲町各1人。このうち岡山市43人、倉敷市10人を含む計59人の感染経路が不明という。

 倉敷市では市内の接待を伴う飲食店で従業員と客計4人の感染が判明。公表済みの1人と合わせ5人となり、県内81例目のクラスター(感染者集団)とされた。店名は非公表。

 同市は高齢者2人の死亡も公表した。1人は感染して入院中、もう1人は福祉施設入所者で感染が判明していた。県内の死者は61人となった。

(2021年05月10日 20時47分 更新)

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