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県内初の公営ドローン飛行練習場 和気町開設、誘客へ多彩なコース

スリリングな飛行が楽しめる和気美しい森の林間コース
スリリングな飛行が楽しめる和気美しい森の林間コース
 岡山県和気町は、公営で県内初となる小型無人機ドローンの飛行練習場「和気ドローンパーク」を開設した。森林やスポーツ広場など3施設に林間を抜けたり、専用キットで撮影技術を磨いたりする多彩なコースを用意。ドローンレースの参加者や上空からの撮影を楽しむ愛好家を呼び込み、地域のにぎわい創出につなげる。

 和気美しい森(同町木倉)、三保高原スポーツ&リゾート(同町南山方)、和気ドーム(同町益原)の3施設に飛行場を設け、いずれも4月1日にオープンさせた。

 和気美しい森には林間(500平方メートル)と林上(7500平方メートル)の2コースを用意。林間は1メートル間隔に立つ木々をかわしながらスリリングな飛行を味わえる。林上では上空約100メートルから緑一面の景色を搭載カメラで撮影し、手元のスマートフォンでリアルタイムの映像を眺められる。キャンプ場を備えており、宿泊もできる。

 三保高原スポーツ&リゾートでは、屋内のコンベンションホール(1334平方メートル)に本場アメリカから仕入れた訓練キットを設置。高さ3メートルのポール近くにドローンを飛ばし、ポールの枝にぶら下げたバケツの数字や英文字を正確に撮影する技術を磨く。

 和気ドーム(4200平方メートル)は初心者向けで、屋根付きの広場で自由に飛ばせる。近隣に和気鵜飼谷温泉があり、観光客らが気軽に利用できる。

 同町はドローンを活用したまちづくりを進めており、2018年から日用品の配送や農作物の管理といった実証実験に取り組んでいる。しかし、航空法で飛行訓練できるエリアが少なく、レースや上空からの撮影を楽しむ人が増えていることから練習場を整備した。

 総事業費は522万円で、充電スポットやコースの整備費に充てた。国の臨時交付金で全額賄う。町産業振興課は「自然を堪能しながら伸び伸びとドローン飛行を楽しんでもらいたい」としている。

 利用者はドローンを持参する。料金は個人で千~3千円で要予約。問い合わせは同課(0869―93―1126)。

(2021年05月09日 18時19分 更新)

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