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乗っ込みのチヌ求め西へ東へ 1年で一番心躍る時季

備前市の大多府島で55センチのチヌを釣り上げて大満足の筆者
備前市の大多府島で55センチのチヌを釣り上げて大満足の筆者
三豊市・志々島での様子
三豊市・志々島での様子
志々島での釣果
志々島での釣果
備前市の大多府島での釣果
備前市の大多府島での釣果
備前市・鶴島での釣果
備前市・鶴島での釣果
今回使ったライン、新発売のマキエと刺し餌
今回使ったライン、新発売のマキエと刺し餌
乗っ込みのチヌ求め西へ東へ 1年で一番心躍る時季
 4月から5月までは「チヌの乗っ込みシーズン」と呼ばれ、「数」も「型(大きさ)」も期待できる、チヌ師にとって1年の中で一番心躍る時季です。今回は何度かの釣行をまとめ、自慢気に紹介させていただきます。

■三豊・志々島では50センチ超え

 まずは、香川県三豊市詫間からです。年無し(50センチを超える良型)チヌを狙って、宮ノ下港から「森渡船」で志々島の南面に私と釣友4人で行ってきました。この地域のチヌは長さも期待できますが、丸々と太った“メタボ”なチヌを釣ることができます。今回の釣り場は砂地の中に岩が点在し、20メートル沖でも水深は3メートルくらいと浅いポイントです。

 朝から餌取りの猛攻の中、足元から丹念に狙って餌取りをかわすため、徐々に沖へと遠投で釣っていましたが、潮が満ちて(詫間近辺は干満の差が3メートル以上ある)くると、朝、自分の釣っていた岩の周辺が釣れそうな雰囲気になってきました。集中的にマキエを打ってみるとチヌが寄ってきたのか、餌取りを蹴散らして良型チヌが連発。今季初の50センチを超える年無し2枚を含めてチヌ5枚の釣果でした。他にマダイも釣れました。

■備前・大多府島は良型チヌ入れ食い

 続いては、備前市日生方面へ「まこと渡船」で行ってきました。当日はあいにくの天候でしたが、釣友4人で大多府島の一文字に降ろしてもらいました。日生周辺は水深が6~8メートルくらいのポイントが多く、干満の差は少なく、流れもゆっくりです。周囲の3人は朝から調子よく竿を曲げます。

 朝、1匹目から50センチの良型を釣っている先輩もいましたが、「慌てんでもすぐに釣れるわ」とのんきに構えていました。しかし午前10時を過ぎても自分の狙っているポイントにはチヌの気配がありません。「やべっ!俺だけ釣れん」と焦ってきます。波止際狙いをやめ、沖狙いに作戦変更。潮は手前に当てて来たり左へ流れたりと不安定なので、刺し餌を底べったり転がすイメージで攻めていきました。

 新発売の餌取りに強いボイルのオキアミ(ベイツ)も使いながら仕掛けを流します。明確なアタリは出ませんがウキにわずかな変化が見られます。タイミングを見計らって合わせを入れますと、ズッシリとした重みが手まで伝わってきます。「これは大きいー!」。沖には障害物があるので魚を沖には行かないように慎重に竿の弾力を使い、ゆっくり誘導して足元まで寄せて来ました。しかし底へ潜ろうと魚が反転します。私も良型のチヌを逃がしたくはありません。

 チヌは何度も潜り、私は「もぉ~こらえてくれ~」と叫びながらトルクのあるチヌの突っ込みに耐え、なんとかタモに収めました。明らかに50センチを超える良型なチヌです。一人でガッツポーズし、ニンマリです(笑)。納竿まで良型チヌの入れ食いが続きました。港に帰ると、まこと船長が珍しく「そのサイズは久しぶり!ぜひ測らせてくれ!」と言い、計測すると55センチでした。結局、年無し3枚を含む2桁超えの大満足の釣果でした。

■備前・鶴島ではハネも

 調子に乗った私は、更に日生方面の鶴島の一文字に行ってきました。ここは水深が15メートルくらいもあるドン深のポイントです。その日は、まだ「ふかせ釣り経験」の浅いメンバーも一緒に波止に上がりました。私は早速ふかせ釣りを始めましたが、メンバーの中にはルアー釣りから始める人もいました。「ジージーー」。リールから糸が出ていく音が聞こえてきます。振り返るとハネを釣っていました。

 よく釣れていたので私もやってみました。久しぶりのルアーですが、投げてリールをゆっくり回すと「コツ」としたアタリがあります。合わせると魚の感触! 1投目でハネを釣ることができました。ハネの活性は朝から高いみたいです。チヌは序盤苦戦しましたが、中盤から入れ食いモードになったので初心者も十分にチヌの引きも堪能できたと思います。

 このような心躍る「乗っ込み」は6月頃まで続くと思います。シーズンの流れ的に同じ海域において序盤が「オス」、中盤が「メス」、終盤は「オス」が釣りやすい傾向があります。「チヌ」は成長によって「性転換」します。オスから大きくなるとメスに変わるようです(一部変わらないチヌもいる)。いろいろなことを考慮して、乗っ込みのチヌ釣りを楽しんでみてください。初心者でもチヌの引きを楽しめる可能性が高いですよ。ただしこの時季は卵を持っています。特に乱獲は注意してください。弱る前に、磯での「リリース」も心掛けてやってくださいね。
 
<竿>

がま磯 アテンダーⅡ 1.0号 5.0m

<マキエ>

オキアミ  6キロ
チヌパワー 激濁り      1袋      <マルキユー> 新発売
チヌパワー 激重       1袋      <  〃  >
チヌパワー ムギスペシャル  1袋     <  〃  >

<刺し餌>

HPP BAITS(ベイツ ボイルオキアミ) <マルキユー> 新発売
くわせオキアミ スーパーハードL       <  〃  >
くわせオキアミ 食い込みイエロー       <  〃  >

<道糸>

銀麟 スーパーストロング ブラックマスターエクストラ 1.75号 <東レ>
      〃      ハイポジションフロート   1.8 号 < 〃 >

<ハリス>

トヨフロン スムーズロック 2.0~1.5号 <東レ>

<渡船>

森渡船   090-7626-4903
まこと渡船 090-4650-6095



 兼松朋弘(かねまつ・ともひろ) 釣り愛好者でつくるクラブの愛潮・花遊会に所属。日曜と祝日、特に牛窓や小豆島近辺を中心に釣行を重ねるサラリーマン。マルキユーのフィールドスタッフ、東レのラインテスター。がまかつファングループ(GFG)岡山支部副支部長。

(2021年05月06日 11時28分 更新)

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