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【記者が行く】コロナ禍のGW 「県境越えない」9割

【記者が行く】コロナ禍のGW 「県境越えない」9割
【記者が行く】コロナ禍のGW 「県境越えない」9割
 4人に1人は外出せずに自宅で過ごす―。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、間もなく始まるゴールデンウイーク(GW)の予定を尋ねた山陽新聞社のアンケート取材で、こんな結果がまとまった。外出しても近場で済ませるとした回答者が大半を占め、全体の約9割が県境を越えない考えだった。緊急事態宣言下で外出自粛が広がった昨年に続き、2年連続で異例のGWとなる。

 無料通信アプリ・LINE(ライン)に設けたアカウント「記者が行く」の登録者を対象に、15~21日に実施。岡山県を中心に広島県や関東、関西地方などの10代から70代以上までの計266人が回答を寄せた。

 GWの計画が決まっているかどうか聞いたところ、最多は「まったく決まっていない」で、半数近い44・7%に達した。「あまり」「ほとんど」を含めると、「決まっていない」の割合は69・9%に。コロナ禍で先行きが見通せず、直前になってもまだ予定が立てられていない人が多いとみられる。

 外出予定について尋ねた質問では、「外出せず自宅で過ごす」が25・9%、「自宅のある市町村境を越えない範囲で」が20・7%、「自宅のある都道府県境を越えない範囲で」が42・9%となり、計89・5%が都道府県をまたぐ移動をしない考えを示した。全国各地で感染が急拡大する現状への危機感から、感染リスクの高い人混みを避けながら普段の生活圏で過ごそうとしているようだ。

 具体的な予定(複数選択)では、テレビやDVD、読書、ゲームなど「家での活動」が53・3%でトップ。以下、「離れて暮らす家族や親戚に会う」(21・2%)、「スポーツ」(20・8%)、「友人、知人に会う」(19・8%)が続いた。コロナ禍以前のGWには多くの人たちが楽しんでいた「宿泊旅行」は、4・2%にとどまった。

 自由記述欄を見ると、今後、感染状況が改善すれば新たな外出予定を決めたいとする人もいた。「仕事をしている」との答えも複数寄せられた。

 GWを前に、岡山県をはじめ全国で接種の始まった新型コロナウイルスワクチンに関しても尋ねた。「半年後の国内の感染状況はどうなっていると思うか」との質問に対し、「改善している」とした回答者は31・6%となり、同じ質問をした接種開始前の1月時点(29・3%)から2・3ポイント増加。「悪化している」は11・7%で、1月(16・7%)から5・0ポイント減少した。

 ただ、「あまり変わらない」との回答が48・5%(1月42・9%)に上り、実際に接種が始まったことでワクチンへの期待度が増す一方、ワクチン供給量の少なさや変異株の拡大を背景に、今後に根強い不安や懸念を抱く人も少なくないことをうかがわせた。

(2021年04月24日 05時00分 更新)

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