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天然マダイ有効活用し加工食品 せとのわ、新商品支援の第1弾

せとのわの支援で小倉商店が開発した2品。未利用の天然マダイを有効活用した
せとのわの支援で小倉商店が開発した2品。未利用の天然マダイを有効活用した
 中国銀行(岡山市北区丸の内)、山陽新聞社(同柳町)、天満屋(同表町)など5社でつくる地域商社「せとのわ」(同本町)は15日、地場企業の新商品開発支援の第1弾として、市場に出回らない未利用の瀬戸内海産天然マダイを有効活用した加工食品2品を発表した。開発した水産物仲卸・小倉商店(同市南区市場)が5月中旬に発売する。

 マダイの骨で取った濃厚なだしで身を煮詰めたフレーク状の「天然真鯛(まだい)ほぐし」(100グラム入り、2個3240円)と、濃厚だしに切り身が入った「天然真鯛茶漬け 鯛まるごと出汁(だし)」(260グラム入り、4袋5400円)。いずれも冷凍食品で、贈答需要を想定して商談を進めている。せとのわは加工方法を助言する飲食店や販路を紹介し、デザイン業者とともにロゴや包装材も考案した。

 魚は小さすぎたり、うろこが剥がれたりすると商品価値が下がり市場流通しにくい。マダイは瀬戸内海を代表する魚で漁獲量が多く、利用できない魚が一定量発生するため、商品を企画したという。

 同商店の小倉正幸社長は「試食と改良を重ね、臭みのないおいしい商品に仕上がった。チヌやボラの商品化も検討したい」、せとのわは「国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)の推進にもつながる商品。地域資源を掘り起こし、魅力をどんどん発信していく」としている。

 同商店は同日、クラウドファンディングも開始。集めた資金で商品開発を進める。

(2021年04月15日 17時51分 更新)

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