山陽新聞デジタル|さんデジ

消えた岡山県庁の金モニュメント 庁舎工事のため撤去、復元は未定

金色のモニュメントが設置されていた県庁本庁舎の中庭(上)=2019年10月。いまは耐震化工事のため鉄板が敷かれている=6日
金色のモニュメントが設置されていた県庁本庁舎の中庭(上)=2019年10月。いまは耐震化工事のため鉄板が敷かれている=6日
 岡山県の本庁舎(岡山市北区内山下)の中庭にあった金色のモニュメントが、庁舎耐震化工事のため3月末に撤去された。40年間にわたり来庁者らに親しまれてきたが、工事後に復元されるかどうかは決まっていない。

 モニュメントは「環(かん)」。直径5メートル、重さ5トンのアルミ青銅製で、1981年の中庭改装に合わせて設置された。当時、県が「県民に親しまれるものを」とニューヨークを拠点に活躍していた倉敷市児島出身で彫刻家の古橋矢須秀氏(故人、本名・小橋康秀)に制作を依頼したという。

 金箔(きんぱく)仕様(2017年に塗装へ変更)で上部にいくほど細くなるデザイン。正面玄関近くの目立つ場所にあり、その威容は県政の中枢施設のイメージと重なり合ってきた。

 工事で中庭に重機を入れるスペースが必要になり、取り除いた。いまは岡山市内の県施設で保管している。今後の取り扱いは23年度中の工事完了までに決まる見込みで「県民の意見を聞きながら検討していく」と県財産活用課。

 果たして、姿を消したシンボルの行く末は―。

(2021年04月13日 16時08分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ