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明治期の建物をギャラリーに改修 岡山・旧福岡醤油、15日開所

15日にオープンする福岡醤油ギャラリー
15日にオープンする福岡醤油ギャラリー
数多くのガラス製ランプを浮かべたチームラボの作品
数多くのガラス製ランプを浮かべたチームラボの作品
明治期の建物をギャラリーに改修 岡山・旧福岡醤油、15日開所
 後楽園の門前にある明治期の建築物「旧福岡醤油(しょうゆ)」(岡山市北区弓之町)は15日、芸術や地域文化を発信する施設「福岡醤油ギャラリー」に生まれ変わる。こけら落としとして、国内外でデジタルアートイベントなどを展開する「チームラボ」(東京)の展覧会を開催。12日に内覧会があり、関係者がひと足早く、水や音をテーマにした幻想的な作品を鑑賞した。

 旧福岡醤油(地上2階地下1階延べ約950平方メートル)は、岡山空襲による焼失を免れ、虫籠(むしこ)窓や焼き杉の外壁、「福」の字を刻んだ屋根瓦など趣ある外観を残す。2017年に石川文化振興財団(同幸町)の石川康晴理事長(50)が購入。その後に譲り受けた同財団が、19年から耐震補強などの改修を進めていた。

 展覧会は、地階のギャラリースペース(約370平方メートル)で開催。しょうゆ蔵だった過去にちなみ発想した作品で、暗闇にした会場には水が張られ、数多くのガラス製ランプ(直径約50センチ、高さ約50センチ)が浮かぶ。ランプはゆっくりなテンポの音楽に合わせるかのように赤く明滅し、周囲に配した鏡の効果もあり、空間を不思議な雰囲気に包み込んでいる。訪れた関係者約60人は席に座り、じっくりと楽しんでいた。

 同施設は1階もギャラリーとするほか、離れ部分を地域住民に貸し出したり、地元食材を扱う飲食店による期間限定の販売スペースに使ったりする計画という。石川理事長は「地元の人が保存活動を行うなど大切にされてきた建物。岡山の魅力を伝える拠点として活用したい」と話す。

 展覧会は来年3月31日までの午前10時~午後5時。水曜休み。入場料は千円(お茶付き)。問い合わせは同財団(086―235―8020)。

(2021年04月12日 18時04分 更新)

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