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寄贈の宮沢賢治草稿、直筆か 晩年の詩、岩手・花巻

 作家宮沢賢治の「S博士に」の草稿とみられる資料。直筆の可能性が極めて高いとされた(花巻市博物館提供)
 作家宮沢賢治の「S博士に」の草稿とみられる資料。直筆の可能性が極めて高いとされた(花巻市博物館提供)
 童話「銀河鉄道の夜」などで知られる作家宮沢賢治が晩年、闘病中に書いた詩の一つ「S博士に」の草稿とみられる資料が、生まれ故郷である岩手県花巻市に寄贈された。分析の結果、直筆である可能性が極めて高いといい、専門家は「賢治の研究において貴重な資料だ」と評価する。

 資料は昨年6月、同市の総合花巻病院から譲渡された。同病院の前身である花巻共立病院の初代院長、故佐藤隆房氏のコレクションに含まれていた。佐藤氏は賢治の主治医でもあり、S博士のモデルとされる。

 京都市の会社が、同時期に書かれた「ひるすぎの三時となれば」の直筆草稿と比較。紙やインクの成分がほぼ一致した。

(2021年04月12日 19時43分 更新)

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