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備前に幾何学模様のオブジェ? 道路の冠水防ぐ排水機場が完成

穂浪井田地区に整備された排水機場。備前焼をテーマに幾何学模様のデザインにした
穂浪井田地区に整備された排水機場。備前焼をテーマに幾何学模様のデザインにした
 岡山県や備前市が豪雨時の浸水対策として同市穂浪井田地区に整備していた排水機場が19日、完成した。周辺道路の冠水を防ぎ、住民の安全を守る。

 排水機場は伊里川の河口部近くに新設した。水路の水位が一定以上になると自動的に稼働し、二つのポンプで毎秒0・81トンの水を海側に排出する。事業費は2億4735万円で国が55%、県が30%、市が15%を負担した。

 穂浪井田地区は、1670年に岡山藩主・池田光政が津田永忠に命じて新田を開発した。一帯には22・5ヘクタールの農地と民家250戸があるが、低地にあるため、遊水池からあふれ出る水で生活道路がたびたび冠水していた。

 付近には市が管理する既存のポンプ場があるものの、排水能力が十分でなかった。樋門(ひもん)も満潮時に開けないため、大雨時には区長や消防団が夜を徹して警戒するなどしていた。

 この日は現地で完成式があり、関係者20人が出席した。井田地区の吉岡正昭区長(59)は「みんな大雨のたびに不安を感じていた。排水機場の設置はありがたく、管理も非常に楽になる」と話した。

(2021年03月20日 09時19分 更新)

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