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岡山舞台の新作映画製作でCF 湯浅典子監督(岡山市出身)募る

映画「Performing KAORU’S Funeral」のキービジュアル
映画「Performing KAORU’S Funeral」のキービジュアル
「葬儀は故人を送る場であると同時に、故人から残された人へエールを送る場でもある」と話す湯浅監督
「葬儀は故人を送る場であると同時に、故人から残された人へエールを送る場でもある」と話す湯浅監督
 岡山市出身の監督・プロデューサー湯浅典子さん(44)=東京=が、葬儀をテーマにした新作映画「Performing KAORU’S Funeral」(直訳「カオルの葬式」、邦題未定)の製作に向け、クラウドファンディング(CF)を始めた。岡山を舞台に、ある女性の死と残された人々が織りなす混乱や追憶を描く予定。「コロナ禍で生や死に関心が高まっている今だからこそ作りたい」と意気込んでいる。

 湯浅さんは朝日高卒業後、東京の大学を経て番組制作会社に入社。2013年にフリーの監督となった。これまでに国内外の映画祭で高い評価を得た短編映画「空っぽの渦」(15年)や、日本テレビのドラマ「CHEAT」(19年)などを手掛けている。

 新作は湯浅さんのオリジナルストーリー。10年前に別れた元妻カオルが亡くなり、喪主に指名された男性が、葬儀が行われる岡山で妻の残した一人娘と初めて顔を合わす。2人はぶつかりながらもカオルの死と向き合うことで、新たな一歩を踏み出し始める―。

 3年前、湯浅さんの親友らが立て続けに亡くなったことが製作のきっかけに。初めて人の死をリアルに感じ、送る人、送られる人の幸せとは何かを考えたという。「生き方が自由であるように、人生の終え方も人それぞれでいい。自分がどう送られたいか、考える契機となるような作品にしたい」

 脚本は完成しており、韓国の国際映画祭に出席した縁で知り合ったスペイン人の撮影監督、音楽監督と共同製作する予定。今夏に瀬戸内海沿岸や蒜山高原など県内を中心にロケを行い、22年春の完成を目指す。県内での完成披露試写会のほか、海外の映画祭への出品、オンデマンド配信も計画している。

 300万円以上が目標金額で、製作宣伝費の一部に充てる。山陽新聞社や中国銀行などが運営する「晴れ!フレ!岡山」で5月1日まで募る。支援額に応じ、製作ミーティングに参加できたり、撮影現場を見学できたりする。支援、詳細は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/PKFP2nd)。

(2021年03月15日 18時09分 更新)

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