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南風2000系 岡山ラストランへ JR四国 ダイヤ改正で12日最後

岡山駅で発車を待つ特急「南風」の2000系気動車
岡山駅で発車を待つ特急「南風」の2000系気動車
〝クジラ〟をイメージしたヘッドマークも見納め
〝クジラ〟をイメージしたヘッドマークも見納め
13日のダイヤ改正で岡山から姿を消す特急「南風」の2000系気動車(JR四国提供)
13日のダイヤ改正で岡山から姿を消す特急「南風」の2000系気動車(JR四国提供)
 JR瀬戸大橋線を経由して岡山―高知間を結ぶJR四国の特急「南風」の気動車が、13日のダイヤ改正に伴って「2000系」から新型の「2700系」に統一される。2000系は世界初の「制御付き振り子式気動車」として知られ、鉄道高速化を狙いに1989年に導入。30年以上にわたって親しまれてきたが、瀬戸大橋線からは12日を最後に姿を消すことになる。

 2000系は、四国山地を走る土讃線をはじめカーブの多い路線での速度向上を図る目的で同社などが開発。制御付き振り子式と呼ばれる機能を備え、カーブ通過時に意図的に車体を傾斜させ、乗り心地への影響を抑えながら高速を維持できるのが特徴で、岡山―高知間は従来より36分短縮された。

 とはいえ、「デビューから30年以上が過ぎ、トイレの洋式化や車いすスペースの確保、ネット環境の整備といった点で車内設備の古さが目立ってきた」と広報室。2000系より車内環境を強化した2700系を2019年に導入して段階的な入れ替えを進めており、「南風」は上下計28本のうち既に18本が置き換わっている。今回のダイヤ改正で残る10本も換える。

 同様に2000系が走る高松発着の高知方面行き特急「しまんと」も全便が2700系となる。

 2000系は13日以降、岡山では見掛けなくなるが、土讃線「あしずり」(高知―中村・宿毛)と予讃線の「宇和海」(松山―宇和島)の一部で使用を継続。「今後10年程度は現役で走る見込み」(広報室)という。

(2021年03月08日 20時10分 更新)

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