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【ファジ】椋原健太さん一問一答 試合前ファンに引退あいさつ

スタンドのサポーターに引退のあいさつをする椋原健太さん(ファジアーノ岡山提供)
スタンドのサポーターに引退のあいさつをする椋原健太さん(ファジアーノ岡山提供)

 サッカーJ2ファジアーノ岡山で3年間プレーし、昨季限りで引退した椋原健太さん(31)のトークショーが7日、金沢戦のキックオフ前にシティライトスタジアム(岡山市北区いずみ町)で行われた。

 椋原さんはファジアーノのスポンサーでもある衣料品販売・製造のアン・ドゥー(岡山市)で2月から働いていることを明かし、「家族も岡山が大好き。他チームからオファーをもらったが、ここに残って生活することが幸せだと思って決めた」などと語った。

 東京都出身の椋原さんは、J1FC東京の育成組織から2008年にトップチームに昇格。その後C大阪、広島でプレーし、ファジアーノには18年に加入した。

 トークショー後にあった囲み取材での一問一答を届ける。



 ―ファンへのあいさつを終えた感想を聞かせてください。

 すてきな場を用意してくれたクラブに感謝したいです。みなさんに直接伝えることができて、いいけじめがついたと思っています。心残りは現役最後のシーズンに、(新型コロナウイルス禍で)サポーターの声援をピッチで聞けなかったことです。現役の最後の2カ月間ぐらいは、感謝の気持ちを込めてプレーしたので、サッカーとはきちんとお別れできたのですが…。サポーターの声は力になります。苦しい時にも一歩踏み出す後押しをしてもらいました。日常が戻ったら、ピッチの選手に声援を送ってほしいです。でも、ピッチで芝の香りをかいだから、ちょっとサッカーをしたくなりましたけどね。

 ―岡山で再出発を決めた理由は?

 岡山が大好きになりました。ここで家族と生活する幸せを奪って、他のチームでサッカーをする気は全然ありませんでした。ファジアーノ岡山さんがオファーくれたらよかったのになあと(笑)。

 ―社会人1年目はどうですか?

 営業と品質管理を担当しています。すごく大変ですが、すごく楽しいです。生まれてからずっとサッカーしかしてこなかったので、毎日が新しい発見ばかりです。ワクワク、ドキドキしています。土日祝日が休みのような普通の生活ができるのが、今の自分にとっては大きいですね。朝起きたら筋肉痛もないですし(笑)。

 ―アパレルに前から興味があったのですか?

 はっきり言って、アパレルに興味はないです。(2年前、選手時代にスポンサー訪問をした)アン・ドゥーに興味がありました。商品のGパンをはいた瞬間、「すげー」と思って、奥さんと買いに行くぐらい感動しました。こういう商品に携われれば幸せだろうなと頭の隅にありました。チームを通して話をさせてもらったところ、未熟で何も知らない自分を採用してくださった。頑張らないといけないです。スポンサーに就職するという話はあまり聞かないので、後輩たちのいい手本になるように、しっかりやらないといけないという責任も感じています。

 ―ツイッターに「社会人宣言」が急に投稿されたので、ファンがざわつていました。

 5年ぶりのツイートで、(投稿する時に)指が震えました。みなさんも明るくリツイートしたり、コメントをいただいたりしました。これからもつぶやいて、ファジアーノの力になれたらいいと思っています。

 ―今年のファジアーノで楽しみなところは?

 開幕戦では木村太哉選手と宮崎幾笑選手という若い選手が得点に絡めたのは良かったと思います。でも、僕が一番推しているのは喜山(康平)選手。指示を出せる選手が中盤にいるか、いないかというのは若返ったチームの中ではすごく大事。予想以上の仕事をしていたので、本当にうれしかったです。これからもけがをしないでプレーしてほしいです。

 外からゲームを見るのが初めてなので、選手目線でも考えながら見たいですね。日常が戻ったら、僕もサポーターの皆さんと一緒に声を出して応援したいです。

(2021年03月07日 20時36分 更新)

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