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国内最長25メートルのトラック 福山通運 福山―福岡間で運行開始

福山通運が福山―福岡間に導入した全長25メートルのダブル連結トラック
福山通運が福山―福岡間に導入した全長25メートルのダブル連結トラック
 福山通運(福山市東深津町)は5日、大型トラックに荷台をつないだ国内最長25メートルの「ダブル連結トラック」の運行を福山―福岡間で始めた。同社では3路線目の導入。ドライバー1人で大型トラック2台分の荷物を運ぶことができ、輸送の効率化や温室効果ガスの排出削減を図る。

 10トントラックで荷台をけん引し、最大積載量は約24トン、荷室容積は126・1立方メートル。巻き込み事故を防ぐため、車体後部と左右にカメラを搭載している。いすゞ自動車(東京)、荷台製造などの日本トレクス(愛知県)と共同開発した。車両費は非公表。

 福山主幹支店(福山市東深津町)に2台を配備。山陽、九州自動車道を通って福岡流通センター(福岡市)までの387キロを年間271往復する。

 ダブル連結トラックは、運輸業で深刻なドライバー不足の解消に向け、国土交通省が2016年に実証実験を開始。福山通運は17年10月から全国で初めて25メートルの車両1台を愛知―静岡間(268キロ)で運行し、19年12月には栃木―岩手間(448キロ)で2台を導入した。

 省人化に加え、輸送量当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を約4割削減でき、同社は3路線計5台で年間約420トンの削減効果を見込む。30年までに200台の運行を目指している。

 この日は出発式が同主幹支店で開かれ、小丸成洋社長が「人手不足と環境問題は業界の大きな課題。ドライバーの育成にも力を入れながら安全第一で普及につなげたい」と話した。

(2021年03月05日 18時22分 更新)

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