山陽新聞デジタル|さんデジ

井上さんら4人に仁科賞 15日授与式

(上段左から)井上寛隆さん、黄勝さん(下段左から)井上慎太郎さん、井川直さん
(上段左から)井上寛隆さん、黄勝さん(下段左から)井上慎太郎さん、井川直さん
 戦後初の文化勲章を受けた岡山県里庄町出身の物理学者・仁科芳雄博士(1890~1951年)の業績をたたえる仁科顕彰会(会長・伊原木隆太知事)は5日、優れた研究成果を上げた同県内の理工系大学院修了予定者に贈る「仁科賞」の2020年度受賞者4人を発表した。

 受賞者は、岡山大大学院自然科学研究科博士後期課程(産業創成工学専攻)の井上寛隆さん(27)、同大学院環境生命科学研究科博士後期課程(農生命科学専攻)の黄勝さん(28)、岡山理科大大学院理学研究科博士後期課程(材質理学専攻)の井上慎太郎さん(27)、岡山県立大大学院情報系工学研究科博士後期課程(システム工学専攻)の井川直さん(28)。

 井上寛隆さんは、車の軽量化に期待される炭素材料「カーボンナノチューブ」の実用に向けた紡績糸を作製。黄さんは、イネの生産性向上を見据え、生育に欠かせない亜鉛の吸収に必要な遺伝子を発見した。

 井上慎太郎さんは、藍染め染料の元になる物質「インジカン」が藍の細胞内で生成される仕組みを明らかにした。井川さんは、車の運転者の心拍を非接触で計測し、異常時に走行を制御できるシステムを開発した。

 授与式は15日に県庁である。同賞は新進気鋭の科学者を育成するため、同顕彰会が1966年度に創設。受賞者は今回を含め150人となった。

(2021年03月05日 12時17分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ