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感謝し別れを告げる人形供養 福山・正法寺で200体の冥福祈る

大切な人形に別れを告げた人形供養
大切な人形に別れを告げた人形供養
 各家庭で愛されてきた人形に感謝し、別れを告げる人形供養が3日、福山市鞆町後地の正法寺で営まれた。

 ひな人形や日本人形、ぬいぐるみなど広島、岡山県内などで大事にされてきた約200体が寄せられ、祭壇に並んだ。栗原正雄住職(64)らが読経を行う中、近くの園児ら約40人の参列者が1人ずつ焼香を行い、合掌して人形の冥福を祈った。

 栗原住職は「仏教はさまざまなものに命があると考える。長年かわいがった人形たちにありがとうを伝えてほしい」と語った。

 長女の出産を機に、祖父母からもらったひな人形に別れを告げた会社員女性(31)=福山市=は「祖父母への感謝を形で示したかった。七段飾りのうち、内裏びなは娘に受け継いでもらう。一緒に大切にしていきたい」と話した。

 人形供養は鞆町内の寺でつくる「鞆の浦古寺めぐり」が2005年から行っている。人形は7日まで展示され、同日まで供養も受け付ける。

(2021年03月04日 18時48分 更新)

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