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歯周病 かみしめでリスク高まる 岡山大の江国准教授ら突き止める

江国大輔准教授
江国大輔准教授
 岡山大大学院医歯薬学総合研究科の江国大輔准教授(予防歯科学)らのグループは、歯をかみしめると、歯周病の進行リスクが高まることを突き止めた。かみしめることで歯茎などに過度な力がかかり、病状に悪影響を与えているとみている。

 歯周病は、細菌によって歯の周辺組織が炎症を起こす疾患。進行すると歯が抜けてしまうこともある。

 グループは2014年から約4年間、歯周病患者48人(30~80代の男女)を調査。かみしめる際に使う頬の筋肉の活動量を測定する装置を着けてもらい、強さや長さを調べた。

 活動が1時間に1分以上活発だった患者29人のうち12人は歯周病が悪化。統計手法で分析したところ、活発でなかった19人よりも進行リスクが4・9倍高かったという。

 江国准教授は「歯をかみしめないよう意識して生活すれば、歯周病の進行を食い止めることにつながる」と話している。

 研究成果は1月、欧州の歯周病専門誌に掲載された。

(2021年03月03日 16時47分 更新)

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