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オオサンショウウオ交雑種を確認 真庭で初、在来種保護へ捕獲方針

真庭市で見つかったオオサンショウウオの交雑種。体長は51センチ(県教委提供)
真庭市で見つかったオオサンショウウオの交雑種。体長は51センチ(県教委提供)
 国の特別天然記念物オオサンショウウオと、中国原産の外来種チュウゴクオオサンショウウオの交雑種2匹が真庭市内で初確認されたことが、岡山県教委の調査で2日までに分かった。交雑種は既に鏡野町内で見つかっており、県内自治体としては2カ所目となる。繁殖が進むと在来種が絶滅する恐れもあり、県教委は同市と連携して交雑種の捕獲と隔離を進める方針。

 県教委が2019年6月、水中を浮遊する排せつ物などのDNAを調べたところ、旭川水系の目木川に交雑種が生息している可能性があることが分かった。20年9~12月、16匹を捕獲してDNA鑑定した結果、2匹が交雑種だった。体長は51センチ(体重1・1キロ)と83センチ(同3・9キロ)。雌雄はいずれも不明という。

 県教委文化財課は「結果は残念。真庭市と在来種の保護策を協議したい」としている。

 県教委と同市教委が20年9月、蒜山、勝山地域などで行ったDNA調査でも交雑種の生息反応があり、21年度での捕獲を検討する。蒜山、湯原の両地域は国から生息地指定を受けている。

 県教委によると、チュウゴクオオサンショウウオは1970年代に食用などとして輸入された後、野生に放たれるなどして各地に広がったとみられる。外見でオオサンショウウオと識別するのは難しいという。

(2021年03月02日 20時46分 更新)

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