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鮮やかピンク ハウス桃が満開 勝央、一足早い春の訪れ

人工授粉に精を出す石川さん(左)と母里江さん
人工授粉に精を出す石川さん(左)と母里江さん
 岡山県内で唯一、温室桃を栽培する勝央町石生の農業石川裕之さん(44)方のビニールハウスで桃の花が満開になった。鮮やかなピンク色の花が甘い香りを放ち、一足早い春の訪れを告げている。

 3棟(計13アール)で「はなよめ」「日川白鳳」「白鳳」「おかやま夢白桃」の4品種を栽培。いずれも2月中旬に咲き始めた。現在は人工授粉の作業の真っ最中。石川さんと母の里江さん(68)が、事前におしべから採取した花粉を羽毛付きのさおでめしべに一輪ずつ優しく付けている。

 極わせ品種のはなよめを露地物より約2カ月早い4月下旬から出荷するのを皮切りに順次、市場に出す。石川さんは「今季は花の色づきが良く、糖度が高くなりそう」と話す。

 JA晴れの国岡山によると、勝央町では1990年代前半、約10戸が温室桃を栽培していたが、高齢化などにより、現在は石川さん方だけになった。

(2021年03月01日 12時11分 更新)

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