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病気を抱える子ども、どう支援 岡山のNPOが遠隔シンポ

病気を抱える子どもの支援について、オンラインで専門家と意見を交わす三好代表理事(右)=岡山市
病気を抱える子どもの支援について、オンラインで専門家と意見を交わす三好代表理事(右)=岡山市
 慢性的な病気で長期の入院や療養が必要な子どもの支援を考えるシンポジウムが28日、オンラインで開かれ、専門家3人が支援態勢や教育環境の充実を求めて意見を交わした。

 病気の子どもの学習支援に取り組む認定NPO法人ポケットサポート(岡山市)が主催。全国の教員や支援者ら約320人が聴講した。

 3人のうち同NPOの三好祐也代表理事は、岡山市内から参加。同NPOが昨夏、小中高校や特別支援学校など県内の649校を対象に行った学習支援に関する調査で、病気の正しい知識を学ぶ場を求める学校が約7割に上ったと報告し、「医師や教員、保護者らが集まって支援事例などを情報共有する場が必要だ」と訴えた。

 大阪教育大の平賀健太郎准教授(特別支援教育)は「子どもは復学する際、同級生から存在を忘れられていないか不安に駆られる。学校現場には精神的なケアも求められる」と強調。京都女子大の滝川国芳教授(同)は、長期入院による学習の遅れを防ぐための対策として、タブレット端末を使った遠隔授業の実践例を紹介した。

(2021年02月28日 19時06分 更新)

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