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勤務中のコロナ感染53人 20年、岡山労働局まとめ

 岡山労働局がまとめた労働災害の発生状況(2020年12月速報値)によると、岡山県内では昨年1年間に53人が勤務中に新型コロナウイルスに感染し、4日以上休業したことが分かった。全体の死傷災害(死亡災害および休業4日以上)は計1988人で前年の速報値より68人増えており、コロナ感染が数値を押し上げた格好だ。

 速報値は1月7日までの報告を集計。コロナ感染の報告は同8日以降も続いており、4月に予定する確定値の公表時にはさらに増える見込み。

 同労働局によると、53人のほとんどが職場内での感染で、医療機関や介護施設からの報告が多かった。県外の出張先で感染したと思われるケースもあったという。

 全体の死傷者数を年齢別に見ると、60代以上は514人。50代は465人、40代は425人だった。業種別では製造570人、運輸交通276人、保健衛生259人などの順だった。事故形態は、転倒の456人が最多で、墜落・転落の361人などが続いた。

 死者数は前年と同じ15人。形態別では「墜落・転落」「はさまれ・巻き込まれ」が各5人。交通事故が2人など。コロナが原因となった人はいなかった。 同労働局は「コロナによる休業などで労働災害は減少するとの予測に反する結果で深刻な状況。一層の注意喚起を行いたい」としている。 

(2021年02月28日 18時02分 更新)

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