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コロナワクチン接種へ予行演習 総社市、実際の会場で手順確認

実際と同じ流れで行われた集団接種の予行演習。本番では各接種レーンは仕切りで区切られる
実際と同じ流れで行われた集団接種の予行演習。本番では各接種レーンは仕切りで区切られる
 新型コロナウイルスワクチンの住民接種が始まるのを前に、総社市は23日、集団接種の予行演習を実際の会場となる同市中央の市総合福祉センターで行い、手順や課題を確認した。

 市民や地元の吉備医師会の医師、看護師ら約200人が参加。会場には四つのレーンが設けられ、予診票の提出から医師の問診に続いて看護師がワクチンを接種するまでを本番と同じ流れで行い、1時間に何人接種できるかを測った。

 過去の予防接種や食べ物などで急性アレルギー反応(アナフィラキシーショック)が出たことがある人には、あらかじめ救急救命士が待機しているレーンで接種してもらう「事前トリアージ」を実施。会場で体調が悪くなった人を救急搬送する訓練も行った。外国人や耳が不自由な人には、1人ずつ通訳者が付き添った。

 総社市は、早ければ4月にも高齢者の接種が始まるとの想定で、独自の専門家会議を開いて意見を聴いたり、先行自治体を参考にしたりして準備を進めてきた。集団接種と医療機関での個別接種を併用した1日平均の目標接種人数は750人。この日は1時間で70人を目指したが実際は60人にとどまった。

 片岡聡一市長は「1人当たりにかかる時間が予想より長かった。事前に予診票を書いてもらうこと、(ワクチンを打つ)肩を出しやすい服装で来てもらうことが重要だ」と講評。参加した市コミュニティ地域づくり協議会の平松秀昭会長は「今日の経験を他の住民と共有し、スムーズな接種に協力したい」と話した。

(2021年02月23日 17時22分 更新)

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