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トングウ(総社)の袋パン割安で 店先に自販機お目見え

トングウの店先にお目見えした袋パンの自販機
トングウの店先にお目見えした袋パンの自販機
 老舗パン店「トングウ」(総社市駅前)の店先に、パンの自動販売機がお目見えした。サービス向上と従業員の負担軽減を両立させる狙い。店の代名詞となっている袋入り菓子パン(袋パン)を営業時間外に割安で販売している。

 市内外に根強いファンを持つ袋パンは、売り上げ全体の約7割を占める主力商品で、1日平均約2千個を販売する。パン店が集中出店する総社市が「パンのまち」として注目を集める中、販売機会を広げるアイデアとして約100万円を投じて専用自販機を設置。代わりに従業員の働き方改革の一環で、午後7時だった閉店時刻を1時間早めた。

 販売するのは、こしあんを生地で包んで香ばしく揚げた1番人気の「上あん」(油パン)、メロンパンのような「松笠」、「バターロール」など12種類約100個。浮いた人件費の一部を還元し、いずれも1個130円と、店頭価格に比べ5~10円安く設定した。

 午後6時の閉店に合わせ従業員が自販機に商品を詰め、翌日午前8時の開店まで稼働させる。定休日の日曜は、前日の土曜に商品が完売した場合、自販機での販売はない。

 吉田宣弘社長は「観光客以外にも、通勤、通学に合わせ営業時間外にパンを買いたいという声は以前からあった。好評なら台数を増やしたい」と話す。トングウは1928年創業。売上高1億2300万円(2020年2月期)。従業員26人。

(2021年02月22日 16時56分 更新)

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