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坪田譲治文学賞 岩瀬さんに賞状 岡山で贈呈式、栄誉たたえる

大森市長から賞状を受け取る岩瀬さん(左)
大森市長から賞状を受け取る岩瀬さん(左)
 岡山市は20日、第36回坪田譲治文学賞の贈呈式を市民文化ホール(同市中区小橋町)で開き、「もうひとつの曲がり角」(講談社)で受賞した作家岩瀬成子(じょうこ)さん(70)=山口県岩国市=の栄誉をたたえた。

 大森雅夫市長が賞状や副賞の100万円を手渡し、岩瀬さんは「坪田譲治さんの名前を冠した賞をいただけて光栄。つたない物語を評価していただき、ありがとうございます」と感謝した。選考委員の森絵都さんは「新型コロナウイルスできゅうきゅうとした時代に、風を吹き込んでくれるような作品」と講評した。

 受賞作は、兄と新しい町に引っ越してきた小学5年の少女・朋(とも)が主人公。たまたま立ち寄った古い喫茶店で老女と出会ったことをきっかけに不思議な体験をしていく。朋が成長する姿を繊細なタッチでつづった。

 岩瀬さんは山口県出身。児童文学作品を多く手掛け、野間児童文芸賞や産経児童出版文化賞大賞などの受賞歴がある。

 坪田賞は、岡山市出身の児童文学作家坪田譲治(1890~1982年)の顕彰のため84年に創設。大人から子どもまで楽しめる優れた作品に贈っている。

(2021年02月20日 18時02分 更新)

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