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一般会計 5年連続過去最大更新 岡山市が21年度当初予算案

岡山市の2021年度当初予算案を発表する大森市長
岡山市の2021年度当初予算案を発表する大森市長
一般会計 5年連続過去最大更新 岡山市が21年度当初予算案
 岡山市は15日、2021年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比0・2%(7億9700万円)増の3440億6千万円で、過去最大を5年連続で更新した。18日に開会する2月定例市議会に提出する。

 新型コロナウイルス関連は、感染対策や失業者らの雇用事業に15億5100万円を確保。ワクチン接種経費などを計上した20年度補正予算案も近く編成する予定で、合わせると約78億円になる。

 まちづくりでは、23年夏ごろ開館の新市民会館整備に76億700万円を充て、ホール棟の建設など準備を加速させる。路線バスの高齢者・障害者運賃半額割引には3億9400万円、路面電車のJR岡山駅東口広場乗り入れ事業には11億4600万円を計上した。21年度中の解消を目指す待機児童対策は、保育士への給与上乗せ継続など4億7400万円。

 市長査定での追加は12事業、26億8400万円。コロナ禍を踏まえた地方移住機運を捉えるため、東京に就職支援センターを設置する事業を加えた。

 歳入は、法人市民税の落ち込みなどで市税を前年度比56億円減と想定。借金に当たる市債は12・4%増の511億7200万円を発行する。

 会見で大森雅夫市長は「新型コロナ対策に万全を期しながら、重点施策も着実に実施する」と述べた。

 特別会計は4・4%増の1928億9200万円、事業会計は1・1%増の762億6100万円。

 ■岡山市の2021年度当初予算案の主な事業は次の通り。(◎は新規)

 【コロナ対策・医療福祉】
・公共施設で使うマスクや消毒液購入など感染防止対策5億6982万円
・コロナによって収入が減少した人への家賃補助など生活支援6億7973万円
・成年後見制度利用時の費用助成拡充1億6406万円

 【都市経営】
・路面電車のJR岡山駅乗り入れ事業の東口広場整備など11億4650万円
◎路線バス、路面電車を利用する高齢者・障害者の運賃半額補助3億9470万円
・新市民会館「岡山芸術創造劇場」建設や開館準備の費用76億740万円
◎デジタル技術やマイナンバーカードを活用した区役所窓口のスマート化1130万円

 【子育て・教育】
・保育施設へのサポート要員の配置補助の拡充など待機児童対策4億7400万円
・タブレット端末貸し出しなど生活困窮世帯の小中高生への学習サポート5676万円
◎移転建て替えを行う岡山学校給食センターの用地購入2億9410万円
・市内初となる小中一貫の義務教育学校「山南学園」(仮称)開校に向けた校舎改修と増築13億8800万円

 【産業・観光】
◎市内での創業希望者への初期費用補助と資金調達支援700万円
◎eスポーツイベントの開催経費助成300万円
・市内の工場や研究所の機械設備導入補助、人材確保奨励金拡充など企業誘致促進3億270万円
・就職氷河期世代向けのスキルアップ研修、合同企業説明会の実施など雇用対策6116万円
◎吉備路エリアを結ぶ周遊バス運行など大型観光企画「岡山デスティネーションキャンペーン」(22年度)のプレ事業4600万円
・東京五輪・パラリンピックに伴う聖火リレーや事前キャンプ受け入れ2900万円

 【防災・復旧】
・備蓄倉庫を併設した立体駐車場建設など岡山西部総合公園(仮称)整備8億8970万円
・西日本豪雨で大きな被害を受けた笹ケ瀬川周辺の排水ポンプ場整備など浸水対策39億460万円
・防災拠点となる市役所新庁舎の実施設計7億6100万円

(2021年02月15日 12時34分 更新)

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