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コロナ長期化 支え合いの輪広げて 岡山で本社主催の連続シンポ初回

コロナ禍での「支え合い」について意見交換するパネリストら
コロナ禍での「支え合い」について意見交換するパネリストら
 持続可能で活力ある地域づくりを考える山陽新聞社主催の連続シンポジウム「SDGs地域課題を探る」が13日、岡山市北区柳町の同社さん太ホールで始まった。初回のテーマは本紙連載企画と連動した「つながりのあした ウィズコロナの時代に」。新型コロナウイルス禍が長期化する中、困窮家庭の生活を支援する市民活動の実践者らが意見交換し、支え合いの輪を結び、社会全体に広げることの必要性を訴えた。

 「水島こども食堂ミソラ♪」(倉敷市)の井上正貴代表、川崎医療福祉大(同)の直島克樹講師=こどもを主体とした地域づくりネットワークおかやま代表、認定NPO法人「ハーモニーネット未来」(笠岡市)の宇野〓惠(まさえ)理事長がコロナ禍で始めた生活支援の取り組みを紹介した。(〓は均のンが一)

 それぞれ、個人や企業などから食料品や日用品の寄付を募り、必要とする家庭に配布している。井上氏は「地域に助け合いが広がり、困難を抱える人とつながることができた」と言い、直島氏は「こうした活動は人と人とが交わる結節点となる」と強調。宇野氏は「企業や行政、NPOなどが異なる強みを集めて課題解決を」とさらなる支援体制の強化を呼び掛けた。

 食品スーパー・ハローズ(本部・岡山県早島町)の太田光一商品管理室長は、消費期限が近い商品を生活支援団体やシングルマザーのグループなどに提供する自社の社会貢献事業を報告。古城池高(倉敷市)の生徒は、校内で食料品を持ち寄り、地域の子ども食堂に贈る「フードバンク」活動について発表した。

 初回は高校1年藤原歩美さん=倉敷市=が総合司会、NPOなどのネットワーク組織「SDGsネットワークおかやま」の石原達也会長と、岡山一郎・山陽新聞社編集委員室長が進行役を務めた。感染防止対策のため会場の定員は80人に絞り、特設サイトで配信した。1週間程度視聴できる。シンポは秋まで計4回を予定している。

(2021年02月13日 20時31分 更新)

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