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吉備線LRT協議 中断を正式決定 岡山市など3者、再開時期は未定

LRT化協議の中断が正式に発表されたJR桃太郎線=備中高松駅周辺
LRT化協議の中断が正式に発表されたJR桃太郎線=備中高松駅周辺
桃太郎線LRT化事業の中断を発表する岡山市の大森雅夫市長(中央)ら
桃太郎線LRT化事業の中断を発表する岡山市の大森雅夫市長(中央)ら
吉備線LRT協議 中断を正式決定 岡山市など3者、再開時期は未定
吉備線LRT協議 中断を正式決定 岡山市など3者、再開時期は未定
 JR桃太郎線(吉備線、岡山―総社間20・4キロ)の次世代型路面電車(LRT)化事業で、事業主体の岡山、総社市、JR西日本は9日、3者協議の中断を正式に決めた。新型コロナウイルス禍による財政状況悪化が理由。感染状況を踏まえて協議再開を検討するとしており、10年程度としていた完成時期は大きく遅れる見通し。

 岡山市役所で同市の大森雅夫市長、総社市の片岡聡一市長、JR西の平島道孝岡山支社長が非公開での会談を開き、中断で合意した。一方で、LRT化事業が必要との認識は変わらないことなど3項目を確認したという。

 新型コロナ禍でJR西の収益が悪化し、岡山、総社市も税収の大幅減などが見込まれるため、年明け以降、水面下で対応を協議していた。事業支出が増大する局面に入ることも考慮した。

 3者は会談後に記者会見した。概要を説明した大森市長は「残念だが、コロナ禍の影響を踏まえて判断した。できるだけ遅れを小さくする方向で努力したい」と述べた。今後、各年度の予算編成時期に再開の可能性を相談し合うとした。

 LRT化は2018年4月に3者で合意。低床車両導入のほか8駅の新設、便数増などで利便向上を図る。初期投資額約240億円は3者で分担。運行本数などを決める「基本計画」の19年度中策定を目指していたが、コロナの影響などで遅れていた。

(2021年02月09日 17時54分 更新)

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