山陽新聞デジタル|さんデジ

重松清さん原作「とんび」映画化 阿部寛さん主演 浅口、倉敷でロケ

浅口市でのロケに臨む阿部さん(右)と北村さん((C)2022「とんび」製作委員会)
浅口市でのロケに臨む阿部さん(右)と北村さん((C)2022「とんび」製作委員会)
 出版・映画大手のKADOKAWAは28日、津山市出身の作家重松清さんのベストセラー小説を映画化した「とんび」の製作を発表した。妻を失った男性が、戸惑い悩みながらも男手一つで息子を育てるという、親子の絆を描く。人気俳優の阿部寛さんが主演、若手の北村匠海さんと親子役を演じる。昨年岡山ロケを行っており、2022年公開予定。

 作品は「広島県備後市」を舞台に、昭和30年代から現代までをたどる。トラック運転手のヤス(阿部さん)は、待望の息子アキラ(北村さん)を授かったが、愛妻の事故死で幸せは打ち砕かれる。親の愛情を知らずに父になったヤスは、仲間たちに助けられつつ、不器用にも息子を愛し育てる―。原作は03~04年に新聞連載し、過去2回テレビドラマ化されている。

 監督は「8年越しの花嫁 奇跡の実話」「糸」など多くのヒット作を手掛ける瀬々敬久さん。昨年11、12月に浅口市金光町の商店街や倉敷市の沙美西海岸でロケを行い、父と子が絆を深める場面や祭りのシーンなどを撮影した。

 阿部さんは「コロナウイルスで人々に距離が生じているときだからこそ、助け合って生きるこの物語が届いてくれれば」。瀬々監督は「重松さんの自伝的な部分も投影されており、同世代として親しいものを覚えた。決して古びることのない『とんび』の世界をご期待ください」とコメントしている。

「新作」にワクワク


 重松清さんの話 阿部寛さんのヤス、北村匠海さんのアキラ、監督は瀬々敬久さん……もう、この組み合わせだけで、ワクワクしてしまいます。映像化は3度目。しかし、原作こそ同じお話でも、それぞれに独立した『とんび』です。だからこそ、原作者として「新作」を誰よりも楽しみにしています。

(2021年01月28日 17時24分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ