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備中神楽や囃子 稽古の成果披露 新見公立大生、地域文化を体験

しの笛や太鼓で「土下座楽」などの囃子を奏でる学生
しの笛や太鼓で「土下座楽」などの囃子を奏でる学生
約50人の観客の前で「大国主命舞」など4演目の神楽を披露した
約50人の観客の前で「大国主命舞」など4演目の神楽を披露した
 新見公立大(新見市西方)の地域福祉学科は23日、学内の地域共生推進センターで囃子(はやし)と備中神楽の発表会を開いた。高齢者になじみ深い地域文化や郷土芸能に理解を深め、介護に生かす授業「地域文化実習」の一環。社会福祉士や介護福祉士などを目指す2年生51人が、昨秋から本格的に稽古を続けてきた成果を披露した。

 例年、囃子は10月の「御神幸武器行列(土下座まつり)」で、備中神楽は高齢者施設を訪問し、それぞれ披露していた。本年度は新型コロナウイルスの影響で発表会のみが上演の場となった。

 学生たちは、市民ら約50人を前に、囃子では「田遊び」や「土下座楽」を太鼓、しの笛で勇壮に奏でた。神楽では、昨年10月から指導を受ける備中神楽唐松社の池田利文さんの太鼓の音に合わせ、りりしく剣舞する「猿田彦命(みこと)舞」、担いだ俵から菓子を福の種として観客に配り歩く「大国主命舞」など4演目を繰り広げた。

 酒に酔った大蛇(おろち)の首を切り落とす「大蛇退治」に出演した女子学生(20)=石川県出身=は「将来は新見か郷里で働きたい。備中神楽は知らなかったが、今回の体験が高齢者との会話のきっかけになれば」と話していた。

 地域福祉学科では、短大だった1996年の開設時から、授業を通じて神楽など地域の伝統文化を体験している。

(2021年01月27日 19時03分 更新)

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