美作市社会福祉協議会は、生活困窮世帯の子どもたちを支援する独自の基金を設立し、貸付金に充てる寄付を呼び掛けている。夢や希望に向かって成長する子どもを後押しし、親から子への「貧困の連鎖」を断ち切る。
基金の名称は「子ども応援夢基金」。市社協によると、困窮世帯の子ども支援に特化した寄付による基金は全国でも珍しいという。
高校進学と、高校卒業時の就職、進学のサポートなどを想定。教材や制服の購入費▽通学の定期代▽部活動や修学旅行の費用▽就職時のスーツ購入費▽自動車・バイクの運転免許取得費―などを無利子で貸し付ける。
支援の対象は、市社協の家計改善支援員のアドバイスを受け、生活と家計を見直す「家計改善支援プラン」を作成した世帯。貸付額は子ども1人に対して1回につき20万円が上限。生活保護受給世帯は対象外とする。
市内でも「制服が買えない」「進学を断念した」といった声が上がり、支援が必要と判断。昨年8月、500万円を目標に基金を創設した。昨年12月末現在、個人や団体、事業所から計約300万円が寄せられているという。
新型コロナウイルスの感染拡大で、子育て世帯の経済的な影響も懸念されている。市社協は「子どもたちの未来のため、市内外から温かい支援をお願いしたい」としている。
寄付の申し出、支援の要請などの問い合わせは市社協(0868―75―2622)。
基金の名称は「子ども応援夢基金」。市社協によると、困窮世帯の子ども支援に特化した寄付による基金は全国でも珍しいという。
高校進学と、高校卒業時の就職、進学のサポートなどを想定。教材や制服の購入費▽通学の定期代▽部活動や修学旅行の費用▽就職時のスーツ購入費▽自動車・バイクの運転免許取得費―などを無利子で貸し付ける。
支援の対象は、市社協の家計改善支援員のアドバイスを受け、生活と家計を見直す「家計改善支援プラン」を作成した世帯。貸付額は子ども1人に対して1回につき20万円が上限。生活保護受給世帯は対象外とする。
市内でも「制服が買えない」「進学を断念した」といった声が上がり、支援が必要と判断。昨年8月、500万円を目標に基金を創設した。昨年12月末現在、個人や団体、事業所から計約300万円が寄せられているという。
新型コロナウイルスの感染拡大で、子育て世帯の経済的な影響も懸念されている。市社協は「子どもたちの未来のため、市内外から温かい支援をお願いしたい」としている。
寄付の申し出、支援の要請などの問い合わせは市社協(0868―75―2622)。
(2021年01月27日 17時38分 更新)