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震災教訓、防災教育の指導者養成へ 岡山市南区役所が講座開く

ごみ袋を使ってポンチョを作る参加者
ごみ袋を使ってポンチョを作る参加者
 地域の防災力を高めようと、岡山市の南区役所が、阪神大震災を教訓に生まれた防災教育プログラムの指導者養成に乗り出した。地域住民や大学生らが実践的な防災の知識を学んでいる。

 初めての講座が17日、南区役所(南区浦安南町)で開かれ、約30人が参加。講師を務めたのは、NPO法人プラス・アーツ(神戸市)の永田宏和理事長ら。子どもたちに楽しみながら防災知識や災害時に役立つ技能を身に付けてもらう体験型のプログラムを開発しており、オンラインで講習した。

 参加者は、大震災被災者の体験を聞き取ってプログラムを考案したことなど聞き、ワークショップに挑戦。ごみ袋を切ったり、荷物ひもで縛ったりしてポンチョと防水ズボンを作った。苦労しながらも身近な材料で緊急時に使える雨具ができることに感心した様子だった。

 地域ボランティアの女性(57)=同市=は「地元の幼稚園や小学校、公民館に声掛けし、新型コロナウイルス禍でもできることを考えたい」。岡山大2年の女子学生(19)は「阪神大震災を直接知らない世代だが、教訓を伝える大切さを学んだ」と話した。

 昨年1月に区役所が開いた防災イベントで好評だったプログラムを地域に広げようと企画。今後、教材を用意し、受講者が地域で普及する際に貸し出したい考え。

(2021年01月20日 17時45分 更新)

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