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河川監視カメラ設置、完了見通し 県が20年度末、8倍近くに増加

早めの避難行動を促すため県が設置した河川監視カメラ=岡山市東区の砂川
早めの避難行動を促すため県が設置した河川監視カメラ=岡山市東区の砂川
 2018年7月の西日本豪雨を受け、岡山県が管理河川で進めていた監視カメラの設置事業が20年度末で完了する見通しになった。豪雨前の7河川10カ所から39河川77カ所となり、8倍近くに増加。住民らに川の状態をサイトで確認してもらい、早めの避難行動を促す。

 カメラの設置は、住民の「逃げ遅れ」を教訓に着手。豪雨で堤防が決壊した倉敷市真備町地区の小田川3支流(末政、高馬、真谷川)や岡山市東区の砂川をはじめ、避難所となる公共施設周辺▽氾濫しやすい川の合流点付近▽過去に浸水被害が発生―などを基準に場所を選定した。

 19年度は小田川3支流など優先度の高い41カ所に設置。20年度は備前市の金剛川や津山市の加茂川といった26カ所で、今後工事に取りかかり、終えたところから順次、使用を始める。完了すれば、県内全27市町村(豪雨前は7市町)に配備されることになる。

 いずれの場所も静止画を撮影し、5分ごとに更新。運用は24時間で、国のサイト「川の水位情報」で確認できる。総事業費は約1億3400万円で国と県で半額ずつ負担する。

 カメラと併せ、県は市町村が避難情報を提供する際の判断材料となる水位計も整備。20年度末までに185カ所へ倍増させる。

 県河川課は「河川の状態を把握する資機材を充実させて市町村の速やかな対応を後押しするとともに、住民の素早い避難行動につなげたい」としている。

(2021年01月20日 16時38分 更新)

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