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「粥管」で農作物の作況占う 吉備中央・吉川で伝統行事

竹筒の中に入った米粒などを数える保存会員
竹筒の中に入った米粒などを数える保存会員
 鍋で竹筒と米、小豆を一緒に炊き、筒に入った米粒などの数で今季の農作物の作況を占う伝統行事「粥管(かゆかん)祭り」が14日、岡山県吉備中央町吉川の神護寺境内にある神社・吉川本地堂で開かれ、「晩稲(おくて)は豊作が期待できる」との結果が出た。

 北野恵祥住職と地元住民でつくる吉川本地堂等文化財保存会のメンバー5人が参加。直径約1センチ、長さ約20センチの竹筒4本に「早稲(わせ)」「中稲(なかて)」「晩稲」「畑物」の印を刻んで鍋に入れ、米5合(約750グラム)と小豆2合(約300グラム)とともに約20分間炊いた。

 鍋から取り出した竹筒を鎌で割り、中に残っている米と小豆を箸でつまみ上げながら1粒ずつ数えた。数が多いほど豊作とされ、晩稲の44粒が最も多く、早稲26粒、中稲23粒、畑物3粒と続いた。

 保存会の中山隆之さん(77)=吉備中央町=は「町内は早稲が中心なので少し心配だが、例年並みの収穫量になるよう地元農家に頑張ってもらいたい」と話した。

(2021年01月18日 17時25分 更新)

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