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初の共通テスト岡山で無事終了 緊急事態宣言に不安抱え次の試験に

初めての大学入学共通テストを終え、帰宅する受験生=17日午後3時15分、岡山大津島キャンパス
初めての大学入学共通テストを終え、帰宅する受験生=17日午後3時15分、岡山大津島キャンパス
初の共通テスト岡山で無事終了 緊急事態宣言に不安抱え次の試験に
 初めての大学入学共通テストは17日、岡山県内13会場でも第1日程2日目が行われ、大きなトラブルなく終えた。受験生は緊張からひとまず解放されたが、新型コロナウイルスの流行で11都府県に緊急事態宣言が出される中、不安を抱えながら国公立大2次試験や私立大試験に挑む。

 この日は理科と数学の試験があった。岡山大津島キャンパス(岡山市)では、県内最多の約3千人が受験。午前9時半から理科の試験に臨んだ。感染予防のため、高校教員の立ち入りは禁止。激励して生徒を試験場に送り出す姿は見られなかった。午後になると、文系学部を目指す受験生から順に試験を終えて帰宅した。

 数学I・Aを選んだ瀬戸高の男子生徒(18)は「後半の問題に手が回らなくなるのを防ぐため、解けない設問は飛ばしていったが、予想よりも分量が多く、ぎりぎりになってしまった」と話した。

 センター試験よりも読解力や思考力を求める設問が多く、分量も増した共通テスト。倉敷南高の男子生徒(18)は「全体的に表やグラフを用いた問題が多く難しかった。予想問題と、英語のリーディングの出題形式が違い、戸惑う部分もあったが、全科目である程度できたと思う」と手応えをにじませた。

 受験生は今後、共通テストの自己採点を行い、国公立大2次試験や私立大の出願先を決める。ただ、コロナの流行「第3波」の勢いに歯止めはかかっておらず、日程変更や共通テストの成績のみで合否を決める大学が増える可能性がある。「共通テストは難しかった。もし2次試験が中止されれば、挽回するチャンスがなくなる」と、国立大の文学部を志望する操山高の女子生徒(18)は不安を口にした。

 感染リスクから大都市圏での入試を避ける受験生も。芳泉高の女子生徒(18)は「東京の大学も受けたいと思っていたが、やっぱり怖い。岡山の会場で試験を受けられる関西の私立大を目指したい」と話していた。

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 大学入学共通テストは岡山、広島、香川県で、トラブルなく終了した。2日目で受験者が最も多かった数学I・Aと数学Iの「数学(1)」の受験率は岡山県が86・0%、広島県が81・7%、香川県が83・6%だった。

(2021年01月17日 21時34分 更新)

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