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院展岡山会場 会期が最終盤 17日まで、ファンら熱心に鑑賞

会期終盤を迎えた「院展」岡山会場で、熱心に作品を鑑賞する美術ファンら
会期終盤を迎えた「院展」岡山会場で、熱心に作品を鑑賞する美術ファンら
 「第105回院展」岡山会場(日本美術院、山陽新聞社主催)は17日まで。会場の岡山市北区表町、天満屋岡山店6階葦川(いせん)会館には14日も美術ファンらが足を運び、日本画の清らかな美を堪能していた。

 雄々しくそびえる山とブロッケン現象を鮮やかな色彩で描いた下田義寛氏の「霊峰霞み渡る」、紅葉が秋陽を受けてきらめく那波多目功一氏の「奥入瀬の秋」など、現代画壇の重鎮から郷土の気鋭までの計57点が会場を彩る。

 インドネシア・バリ島の最高神の威容を金色の画面に表し、最高賞の内閣総理大臣賞に輝いた井手康人倉敷芸術科学大客員教授の「神々の視座」など、郷土ゆかりの作家の秀作も目を引く。訪れた人たちは顔を近づけて筆致を観察したり、カメラに収めたりして思い思いに作品との出合いを楽しんでいた。

 番場三雄氏の「晩鐘」が気に入ったという、岡山市南区の主婦(59)は「毛並みが緻密に描き込まれたヤク牛は生きているかのよう。絵の世界に入り込んだ気持ちになります」と話した。

(2021年01月14日 19時21分 更新)

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