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雪舟の奥深い世界伝える30点 総社・吉備路文化館で展覧会

少年時代の雪舟が目にしていた可能性がある宝福寺の「十王像」(複製)
少年時代の雪舟が目にしていた可能性がある宝福寺の「十王像」(複製)
 総社市ゆかりの画僧・雪舟(1420~1506年?)の生誕600年を記念する展覧会の第2弾「雪舟と◯◯(マルマル)」が、同市上林の総社吉備路文化館で開かれている。2月23日まで。

 雪舟の生涯や画業をさまざまな視点で切り取り、それにまつわる作品約30点を紹介する。「雪舟と宝福寺」と題したコーナーでは、少年時代の雪舟が修行したとされる同市井尻野の宝福寺の寺宝「十王像」と「地蔵菩薩(ぼさつ)像」(いずれも国重要文化財)の複製パネルを展示。「十王像」には死者の生前の罪を裁く10人の王のいかめしい表情や、責めを受ける亡者たちの姿が生々しく描かれている。室町時代前期の作と考えられ、修行中の雪舟が目にしていた可能性があるという。

 雪舟が師と仰いだ天章周文の水墨画(複製)のほか、市ゆかりのかな書家・故高木聖鶴氏の書も並べられ、雪舟作品と筆致や表現方法を見比べられる。市文化芸術課の豊嶋乃女学芸員は「雪舟の世界の奥深さを感じてもらえれば」と話している。

 31日と2月23日は午後1時半から学芸員によるギャラリートークがある。雪舟生誕地公園(同市赤浜)と同文化館の両方を訪れた人に記念グッズをプレゼントするスタンプラリーも行っている。入館無料。月曜休館。

(2021年01月14日 11時09分 更新)

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