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深刻ステージ4相当 岡山市危機感 新型コロナ、1週間で200人超

深刻ステージ4相当 岡山市危機感 新型コロナ、1週間で200人超
市内の新型コロナウイルスの現状を説明する松岡所長(右)ら=11日
市内の新型コロナウイルスの現状を説明する松岡所長(右)ら=11日
 岡山市の新型コロナウイルス新規感染者数が急増しており、直近1週間で200人を超えた。人口10万人当たりで28人となり、国の警戒レベルで最も深刻な「ステージ4(爆発的感染拡大)」に相当する数値(25人)に達している。年末年始の会食や親族の集まりなどがきっかけの一つになったとみられ、市は危機感を強めている。

 「ここで食い止めないと爆発的な増加になる」。11日の会見で松岡宏明市保健所長は語気を強めた。この日発表された感染者は31人。市内で2人目となる高齢者1人の死亡も報告した。

 「第3波」の様相を呈する市内の感染者は11月中旬以降に激増。仕事始めを迎えた今月4~10日は週当たりで過去最多の201人の感染が判明した。

 ただ、約7割は感染経路を追跡できており、市は爆発的な感染局面にまでは至っていないとみている。昨年12月28日から今月11日までの感染者315人の推定感染源は、家族や親族間の「家庭内」と「経路不明」がともに3割程度。市保健所は「経路不明の半数以上で会食の機会があった」とみる。帰省を含め、親族らの集まりで感染が広がったとみられる事例も複数あった。

 感染者増加に伴い、入院者は年明けに初めて60人を超えた。宿泊療養施設(ホテル)への入所はこの数週間30~40人前後で推移する。11日時点の自宅療養者は134人で、この1週間で2倍以上に急増しているものの、市は「症状の軽い人が多いためで、医療機関は感染者に対応できている」と説明する。

 松岡所長は「年末年始の会食や親族の集まりなどが、感染拡大の機会になったと考えている。人数が増えれば感染者が紛れ込む危険が高まる。会食の危険性を認識してもらいたい」と訴えている。

(2021年01月13日 08時41分 更新)

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