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成人式 コロナ予防策を徹底し開催 岡山県内3市3町、節目祝う

振り袖やスーツにマスクを着けて式典に臨む備前市の新成人
振り袖やスーツにマスクを着けて式典に臨む備前市の新成人
前後左右の間隔を空けて新成人が着席した美作市の式典
前後左右の間隔を空けて新成人が着席した美作市の式典
 成人の日(11日)を前に10日、備前、瀬戸内、美作市と和気、美咲、吉備中央町の岡山県内3市3町で成人式が行われた。新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受けて中止や延期を決めた自治体もある中、規模の縮小や広い会場への変更、事前の体調管理の要請といった予防策を徹底した上で開催し、新成人の節目を祝った。

■備前市ー出席者例年の半数程度に

 備前市では市民センター(同市西片上)で式を行い、新成人263人が間隔を空けて席に着いた。保護者らに遠慮してもらい、出席者を例年の半数程度に抑えた。

 田原隆雄市長の式辞に続き、新成人代表として謝辞を述べる予定だった専門学校生の井上槙梧さんが、新型コロナ禍を踏まえた同校の方針で出席できなかったため、有吉農さんが代読で「新成人としての喜びをかみしめるとともに、大人の責任の重さを痛感している。常に前向きに歩んでいきます」と述べた。

 同市は感染防止策として、参加者に対して式の2週間前から体調管理に気を付けるようメールなどで要請。当日も飛沫(ひまつ)が広がるのを防ぐため、国歌は斉唱せず演奏のみとした。

■瀬戸内市ー内容を大幅に簡略化

 瀬戸内市の成人式は、ゆめトピア長船(同市長船町土師)であり、276人が大人として決意を新たにした。恩師のビデオレター上映や式後の懇親会を中止するなど内容を大幅に簡略化し、開催時間を従来の約2時間半から約30分に短縮。式後の同窓会の自粛を呼び掛けた。

 武久顕也市長の式辞の後、新成人を代表して就実大2年の薬師寺将太さん(20)が「瀬戸内で育った誇りと新成人としての決意を心に刻み、希望にあふれる社会を築く原動力となれるよう努力していく」と誓いの言葉を述べた。

 式を終えた新成人はマスクを着けたまま記念撮影したり、小学生の時に埋めたタイムカプセルを開けたりしていた。

■美作市ー事前の体調管理要請

 美作市の式は、みまさかアリーナ(同市中山)で開かれた。座席間隔をより広く取れるよう会場を変更。175人の新成人は前後左右を空けて着席し、マスクやマウスシールドを着けて臨んだ。

 萩原誠司市長が「感染対策を徹底した上で、一人一人に感謝したいという思いで挙行した」とあいさつ。式の様子はオンラインで配信し、実行委員長の岡山大2年春名昌芳さん(20)は「ぜひ来てくださいとは言えない中での開催になったが、喜びを共有できた」と話した。

 同市は、事前に直近2週間の体温や症状を記録するチェックシートを配布し、検査料を市が負担する抗原検査を受けるよう呼び掛け。シートか陰性証明の提出を求めて行った。

(2021年01月10日 20時13分 更新)

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