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岡山市 バス路線の再編議論中断 運賃割引と適正化を先行実施へ

改革プランが協議されている岡山市内の路線バス=JR岡山駅東口バスターミナル
改革プランが協議されている岡山市内の路線バス=JR岡山駅東口バスターミナル
 岡山市が来年度からの実施を目指している路線バス改革プラン3本柱のうち、路線再編の議論を中断する方針を固めたことが17日、分かった。残る高齢者・障害者の運賃割引と中心部の運賃適正化の先行実施を目指す。同日、市内で事業者と実務者レベル会合を開き、意向を示した。

 会合は事業者9社のうち8社が出席し、非公開で行われた。関係者によると、新型コロナ禍での路線再編の検討は困難との事業者の意見に対し、市は各社が再開の意向を示すまで議論を先送りするとした。運賃割引は実施準備すると述べ、運賃適正化は事業者間の調整を要請したという。

 市は1月下旬に開く法定協議会で正式案を示すとみられる。市都市整備局は「バス網維持の対策は待ったなしとの認識は変わらない。事業者の合意が不可欠で、今後も真摯(しんし)に協議する」とし、参加事業者の一つは「合意できる部分から進めるべきで妥当な判断」と述べた。

 プランは新路線開設、重複路線集約などで利便向上や収益改善を図る内容。市が10月の法定協で3本柱を提示。9社のうち8社が11月、一部プランへの反対などを市に申し入れた。

(2020年12月18日 06時19分 更新)

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