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鳥インフル 64万羽殺処分開始 美作の養鶏場、1週間の見通し

鶏の殺処分が始まった養鶏場=11日午前6時半ごろ(岡山県提供)
鶏の殺処分が始まった養鶏場=11日午前6時半ごろ(岡山県提供)
鳥インフルエンザが確認された美作市の養鶏場=11日午前10時3分(共同通信社ヘリから)
鳥インフルエンザが確認された美作市の養鶏場=11日午前10時3分(共同通信社ヘリから)
鳥インフルエンザが確認された美作市の養鶏場=11日午前10時5分(共同通信社ヘリから)
鳥インフルエンザが確認された美作市の養鶏場=11日午前10時5分(共同通信社ヘリから)
 岡山県は11日、美作市滝宮の養鶏場の鶏から検出された鳥インフルエンザウイルスについて、遺伝子検査の結果、高病原性が疑われるH5亜型だったと発表した。県は家畜伝染病予防法に基づき、養鶏場で飼育されている採卵鶏約64万羽の殺処分を始めた。処分数は単一の農場としては国内最大規模となる。1日10万羽をめどに処分し、1週間で終了する見通し。

 この日午前8時には、農林水産省の疫学調査チーム6人が現地入りし、感染ルートの解明に向けた調査に着手した。国でも感染した鶏の遺伝子解析を行い、より詳細なウイルス型の特定を急ぐ。

 県によると、殺処分は11日午前4時に開始。県職員50人と、県の要請で派遣された陸上自衛隊日本原駐屯地(同県奈義町滝本)の隊員50人が作業に当たった。防護服に身を包み、養鶏場の鶏舎7棟のうち、感染した鶏が飼育されていた1棟に入った。同9時現在、2万160羽(3・1%)の処分を完了した。

 今後、延べ800人が24時間態勢で作業を進める予定。鶏は処分後に県内4カ所で焼却する。

 県は感染拡大防止のため、半径3キロ圏内にある1農場(約19万羽)に鶏や卵の移動制限、3~10キロ圏内にある6農場(約66万羽)に圏外へ持ち出せない搬出制限をかけた。

 また、10キロ圏内で美作、備前、赤磐市の計6カ所に消毒ポイントを設置。養鶏場や近隣の畜産施設に向かう車両を止め、タイヤなどに高圧噴霧器で消毒液を吹き付けている。

(2020年12月11日 12時03分 更新)

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